僕が和男君に初めて出会ったのは小学3年生の時です。

和男君はとても体が大きくて喧嘩が強いんです。

僕がいじめられていたらすぐに駆けつけてくれるんです!!

この前も・・・僕がトイレで小便をしている時に後ろからクラスの男の子に

いきなりホースの水をかけられたんです!!

その時にも和男君はすぐに駆けつけてくれて僕を助けてくれました。

和男君はいつも僕にこう言ってくれます。

「俺だけを信じろ、俺はお前を裏切らない、だからお前も俺を裏切るな」

和男君は水をかけてきた男の子を殴り倒しホースを口の中に突っ込みました。

ごぼごぼと変な声を出していたので胸がすっとしました。

白目をむいていたのでなんだか楽しくなってきて

「ねぇねぇ、和男君 僕も一緒にやっちゃ駄目?」

「駄目だ!お前の事は俺が守ってやる!お前は側で見てればいいんだ」

「う・・うん わかったよ…」

僕は和男君の事が大好きだけど怒らすと怖いので和男君が駄目だといったらそれに従うしかありません。

その後の事はあんまり覚えてないけどお母さんとお父さんに

もう和男君と遊んじゃいけませんって怒られた様な気がします。

え?由紀ちゃんの事?

ふふっ、由紀ちゃんの事好きなのは和男君じゃないよ, 僕が好きなんだ〜

僕がその事を和男君に相談したら

「よし!俺にまかせとけ!由紀を絶対お前の物にしてやるからな」

自信満々にそう言ってました。

すごく嬉しかったんだけどホントの所はちょっと怖かったんです。

だって自信満々の時の和男君はとっても凶暴なんだもの!!

例えば?例えば…・

あ!そうそう、そう言えばこんな事があったよ。
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