○県△町で世間を震撼させた猟奇殺人事件が発生した。
被害者は白石由紀さん(15)
白石さんは学校の夏休みに入ってから帰宅しておらず家族からは捜索願いが出されていた。
夏休みが終わっても白石さんは発見されず、
同町の近所の住人から
「近くの廃屋からもの凄い臭いがしている」との通報を地元の警察官が受け
廃屋の地下室を調べたところ白石さんが発見された。
白石さんは約一ヶ月に渡って廃屋の地下室に両手首を鎖で繋がれた状態で監禁されており
発見された時には既に息絶え腐敗が進行していた。
検死解剖の結果、性的暴行こそなかったものの頭髪はストレスにより総て抜け落ち
著しい栄養失調状態であった事から生前、満足な食事は殆ど取っていなかったであろうとの事。
体中に殴打の跡が見受けられ、腕に一箇所、足に三箇所鋭利な刃物による刺し傷があり
傷口部分を火で焼いた形跡が見られた。唇部分をホッチキスで止められており、またその箇所も
火で焼かれた形跡が見られた。
死因はショック死である。
この事件が、人々を震撼させたのはその残虐性もそうだが
容疑者が同じクラスメートの15歳の少年だったという事だ。
少年は監禁している一ヶ月もの間、
「にんげん観察日記」と名付けたノートをつけており
ノートには廃屋の地下室で行った総ての暴行の記録を克明に記していた。
医師の判断によると少年は重度の分裂症であり監禁を行った一ヶ月間は
精神失調状態にあったということ。
少年は現在同県の精神病院にて医師達による社会復帰のための治療・及び更正が行われている。
〜週間エメラルドより記事抜粋〜