第五日目
幽霊屋敷に人が入ってきたんです!!
僕と和男君はとっても怖かったです。
だって見つかっちゃったら僕の観察日記が終わっちゃうんだもの…・
それはとっても悲しい事です。
僕らは地下室にいるので幸い入ってきた人には見つからずにすみました。
男の人と女の人の声だった様な気がします。
突然、由紀ちゃんが「助けて!!」って急に大きな声を出したので
和男君が急いで由紀ちゃんの口をふさぎました。
「後でお仕置きしてやる!!」
和男君の目がちょっと怖かったです。
でも僕もそんな目をしてたと思います。
第六日目
昨日は夜、遅かったのでお仕置きはしませんでした。
その代わり今日がお仕置きの日です。
「どんなお仕置きをするの?」
「そうだな・・三人で野球をしよう!」
和男君がピッチャー、僕がバッター、由紀ちゃんがキャッチャーです。
「プレイボール!!いっくぞぉ〜!!」
和男君は思いっきりボールを投げてきます。
僕は運動は得意では無いのであんな速い球、振れるわけがありません!!
「やめて!痛い!痛い!痛い!」
ボールが当たる度に由紀ちゃんはものすごい声を出してました。
硬球のボールだから痛くて当然です。僕なら1球当たるだけで泣いてしまうと思います。
僕が頑張らないと!!
100回くらいの内、6回もバットにボールを当てることができました。
僕が6回由紀ちゃんを助けてあげた事になります。
由紀ちゃん感謝してくれてるかな?
由紀ちゃんは失神してました。